
売却実例①|「高く出す」か「現実的に出す」かで迷った話

売却の相談を受けていると、
多くの方が同じところで立ち止まります。
それが、
「少し高めに出して様子を見るべきか」
「最初から現実的な価格で出すべきか」
という分岐点です。
この実例の売主さんも、まさにここで悩まれていました。
相場は「一つ」ではなかった
まず、相場を調べると
いくつかの“数字”が並びました。
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直近の成約事例ベースの価格
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現在売り出し中の物件ベースの価格
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立地や建物状態を加味した調整価格
どれも間違いではありません。
ただし、見ている前提が違うだけです。
他社の意見も、実はバラバラだった
実際、複数の不動産会社の意見を聞く中で、
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「この条件なら、もう少し高く出せます」
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「今の市況だと、現実的にはこの辺りです」
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「まずは強気で出して、反応を見ましょう」
と、提案はきれいに分かれました。
ここで大事なのは、
どれが正解かを探さないことです。
判断の軸は「価格」ではなかった
最終的に売主さんが考えたのは、
「いくらで売れるか」ではなく、
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いつまでに売りたいのか
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売却後の生活をどう描いているのか
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長引いた場合の精神的な負担はどうか
という、最初に整理した前提条件でした。
その前提に照らし合わせたとき、
「今回は、現実的な価格から始めよう」という判断に至りました。
正解は、あとからしか分からない
結果として、この判断は
売主さんにとって納得感のある形につながりました。
ただし、
「高く出す選択が間違いだった」と言いたいわけではありません。
大切なのは、
自分の状況と気持ちに合った選択ができたかどうか
それだけです。
売却では、
価格よりも先に、判断の軸を持つことが何より重要です。
次回は、この判断が
その後の反響や進め方にどう影響したのかを見ていきます。
売却価格に正解はありません。
大切なのは、ご自身の状況に合った判断ができることです。
「自分の場合は、どう考えればいいのか」
そう感じた方は、お気軽にご相談ください。
無理な営業は一切行っていません。
====English Version====
Case Study: Choosing Between “Pricing High” or “Pricing Realistically”
One of the most common dilemmas sellers face is deciding
whether to list a property at a higher price or start with a more realistic one.
In this case, the seller received several different opinions.
None were wrong — they were simply based on different assumptions.
What ultimately mattered was not “which price was correct,”
but how the decision aligned with the seller’s timeline, expectations,
and life after the sale.
There is no universal right answer in property sales.
The best choice is the one that fits your situation and gives you peace of mind.
If you are unsure how to approach your own decision,
we are always happy to talk — no pressure, no obligation.