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ゴルフ場にある、日本とオーストラリアの“価値観の差”

不動産コラム




オーストラリアでゴルフをするようになって、
最初に感じたのは「軽さ」でした。


軽い、というのは悪い意味ではありません。
むしろ、とても健全で自然体なのです。


ゴールドコーストの
サンクチュアリー・コーブ・ゴルフ&カントリークラブ。
格式ある素晴らしいコースですが、
日本の名門コースとは、どこか空気が違います。


日本では、ゴルフは一日がかりのイベントです。
1〜2時間かけてコースへ向かい、
ハーフ後にランチを取り、
ラウンド後にはお風呂。
時には接待や上下関係も含まれる“儀式”的な時間です。


一方、オーストラリアでは違います。


朝早くスタートして、スルーで回り、昼には終わる。
仕事帰りにハーフだけ回る人もいる。
一人でふらっと来る人も珍しくありません。


カートではなく、自分でバギーを引いて歩くスタイルも多い。
最近では自走式のリモコンバギーを持参する方も増えましたが、

どこか“運動”の延長にある感覚です。


ゴルフが特別な日ではなく、
生活の一部になっている。


ここに、ひとつの価値観の差を感じます。


① 土地の感覚の違い


オーストラリアでは、土地は「使うもの」という感覚が強い。


広い土地の上で、
自然とともにスポーツを楽しむ。


土地は所有物というより、
“空間”に近い。


日本ではどうでしょう。


土地は「守るもの」。
代々受け継ぎ、価値を保ち、慎重に扱う。
そこには歴史と重みがあります。


この違いは、不動産の考え方にもそのまま表れます。


② 資産観の違い


オーストラリアでは、不動産はライフスタイルの延長。


「どんな暮らしをしたいか」から物件を選ぶ。
売るときも、住み替えの一環。


日本では、不動産は人生設計そのもの。
住宅ローン、相続、家族の将来。
重みが違います。


ゴルフが“儀式”か“日常”かという差は、
実は資産観にも通じています。


③ 時間軸の違い


オーストラリアのゴルフは、ゆったりとしています。
焦らない。
無理をしない。
楽しむことが前提。


日本では「時間を無駄にしない」意識が強い。
効率、段取り、計画。


不動産も同じです。


短期で結果を出そうとするか、
長期で構えるか。


どちらが正しいわけでもありません。
前提が違うだけです。


サンクチュアリー・コーブで歩きながら感じたのは、
「豊かさ」の定義の違いでした。


広さなのか。
時間なのか。
関係性なのか。


ゴルフ場にある価値観の差は、
そのまま不動産にも表れます。


だからこそ、
海外不動産を考えるときも、
他国の投資家と向き合うときも、
まず“前提”を理解することが大切です。


文化が違えば、
資産の扱い方も変わる。


日曜のゴルフから、
そんなことを考えていました。



海外不動産や、日本とオーストラリアの資産観の違いについてご関心がある方は、お気軽にお問い合わせください。
▶︎ お問い合わせはこちら




====English Version====

The Difference in Values Found on a Golf Course

— Japan and Australia


Playing golf in Australia feels different from Japan.


In Japan, golf is often a full-day event — travel time, lunch between rounds, baths afterward. It carries a sense of ceremony.


In Australia, it is far more casual.
People walk the course, sometimes pulling their own buggy. Some play just nine holes before work or after finishing for the day. Golf is part of everyday life.


This difference reflects something deeper.


In Australia, land feels like space to use and enjoy.
In Japan, land is something to protect and preserve.


These perspectives naturally shape how people think about property — whether as lifestyle, legacy, investment, or responsibility.


There is no “correct” approach.
But understanding the cultural background behind real estate decisions helps us make better ones.


Sometimes, reflections on a golf course quietly lead to insights about property and wealth.

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